皆さんは、迷惑メールなどを受信したことがありますでしょうか?
普段なら絶対無視するであろうメールですが、auから『緊急速報』としてメールが届いた場合はどうでしょう。
今回は、そんなauを装った迷惑メールの手口と、なりすましメールの危険性についてご紹介します。
auを装ったメールにご注意を
携帯会社のauを装い「緊急速報」と題して、迷惑メールが送信されているとして、
auのツイッター公式アカウントが注意喚起を行なっています。
【偽物注意】『緊急速報』という題名で、<KDDI@ezweb.ne.jp>と送信元をなりすました迷惑メールが一斉配信されております。本文記載のURLを押させ、実在するメールアドレスかを確認し、さらなる迷惑メールの標的にしようとする手口のため、絶対にURLを押さないでください。 pic.twitter.com/WvW8qtB0gc
— auサポート (@au_support) 2017年5月11日
au側は、このメールの送信元は「KDDI@ezweb.ne.jp」で、完全になりすましであるとの見解を示しています。
メール内のURLをクリックさせて、実在するメールアドレスかどうかを確認しようとする手口です。
実在するアドレスだと確認された場合は、さらに迷惑メールが送られてくる可能性があります。
auを装った振り込め詐欺の被害も
ネット上に以下のような画像が投稿され、話題となっています。
これは、auを装った振り込め詐欺であるとして、注意喚起されたものです。
▼実際の画像
投稿した方によると、本物そっくりでわからないと思ったそうですが、契約番号が違ったために怪しいと疑ったそうです。
確かに、本物そっくりに作成されているため、間違って振り込んでしまう人もいるのかもしれません。
なりすましメールが及ぼす危険性
2012年、インターネットを通じ、殺害予告をしたとして、大阪府吹田市の男性が逮捕されるという事件が起こりました。
しかし、その後の調べによりますと、この男性の所持していたパソコンがなんらかのウイルスに感染しており、
逮捕された男性のPCを踏み台とした(なりすましによる)第三者の犯行の疑いが浮上したのです。
(この男性は疑いが晴れたのちに釈放されています。)
この男性はなりすましメールと知らずにURLを踏んだ疑いがあり、それが原因でパソコンがウイルスに感染したとされています。
そのウイルスにより、第三者(真犯人)が遠隔操作を行い、あたかもこの男性から送られてきたかのように仕向けたのです。
このように、なりすましメールが原因で、殺害予告犯にされてしまうこともあれば、実際に、お金を取られるケースも少なくありません。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
あたかも、あなたのネット口座が危ないかのような文章で言葉巧みに偽のホームページへ誘導し、個人情報(口座番号やキャッシュカードの暗所番号等)を抜き取られるのです。
ここで抜き取られた情報により、身に覚えのない請求がされることがあります。
まとめ
迷惑メールや、なりすましメールなどへの対策として最善なのが、無視をすることです。
どれが本物か見分けがつかない場合は、電話等で問い合わせるなど、慎重な対応をすることが求められます。
そして何より、絶対にメール本文中にあるリンクのURLをクリックしてはいけません。
前述したような恐ろしい犯罪に巻き込まれるだけでなく、自分が犯人になる可能性も秘めているのです。
見た目や内容に騙されることなく、しっかりとした対応をすることが、あなたの安全を守る第一歩です。
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