教師の仕事とは何なのでしょうか?
教科を教えるだけでなく、
生徒が人として誤った道に進まないようにしっかりと教育することも、仕事の一つでしょう。
今回は、そんな教師の仕事についてご紹介します。
20代なら死ぬ気でやれ
ネット上に投稿された画像に注目が集まっています。
以下の画像は、※教職課程6月号に掲載されていたもので、
保護者覆面座談会と称し、教員に対して保護者であるAさん・Bさん・Cさんが言及しています。
しかし、あまりにも教員に対して求めることが大きいため、
それはやりすぎなのでは?と話題となってるのです。
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Aさん ちょっと話が違うかもしれないんだけれど、
私は
「20代の先生だったら部活動も教材研究も全部やれ。死ぬほどやれ。徹夜してでもやれ」
と思う。
昭和的だけれど(笑)。20代は特に体力があって、
親の介護負担とかもなく独身なら、その時期しかフルで働ける時期はない。
結婚して子供ができると100%生徒中心では働けない。
仕事に没頭できる時期は一生のうち一瞬だけ。
だから覚悟して「全部やります」ぐらいのことは言ってほしい。
Bさん 厳しい言い方だけれど、顧問が野球を知らないというなら
「少しは習いに行くとか、バッティングセンターでも行けばいいのに」
と思わなくもない。
Cさん 私はそこまで思わないんだけれど、知らないなら
「僕ができるのはここまで」だときちんと言わないきゃいけないと思う。
そのうえで、外部指導員にお願いする。・・・(続く)
出典:Twitter
つまり、教員の方には、プライベートの時間を削ってでも、
部活動や研究活動に専念しろということです。
あまりにも、自分本位な考え方に、
保護者やめてしまえというネットからの意見が多く寄せられていますので、
ご紹介します。
ネット上の反応
これに対し、ネット上では
●野球部顧問任されたら、バッティングセンター行きますか?変化球の練習しますか?
キャッチングの練習しますか?走塁練習も?バント練習も?生理学も勉強した方がいいですよね。
スポーツ心理学もやりましょう。プロ野球見て研究しますか?高校野球は?
教員の仕事ってなんですか?
●逆に20代だからこそ、自分の為に自由な時間を持つゆとりが必要。
結婚して、家庭持ったら自分の時間なんてない。
バッティングセンターに行く余裕があるのはそれこそ、
教頭、校長、管理職か、ベテラン職員みたいに若手に仕事を押し付ける輩。
●20代で体力があって親の介護もなく独身で云々言ってるのは、
そうじゃないベテランの教員に比べて自由になる体力と時間が多いという意味だろうけど、
つまり自由に使える時間や体力はすべて仕事にあてろってことを言ってて、
ただただ「なんで?」って思った。昭和的とかそういう問題じゃない。
●「死ぬ気でやれよ、死なないから」の人は40代で亡くなったんだよなあ
など、的外れなAさんやBさんの意見に、否定的な意見が多く寄せられました。
学校はサービス業ではない
教員は教科を教えるプロであっても、スポーツや部活動を教えるプロではありません。
自分の子供をスポーツなどの専門の道に進めようと思ったら、
別途お金を払って、それ専門のクラブに通うなど、いくらでもやりようはあります。
さらに、学校はサービス業ではなく、あくまで教育機関でしかありませんから、
勉強を教え集団生活を教える場所です。
そして、教員も1人の人間です。
プライベートの時間もあるでしょうし、全てを仕事に費やすのは不可能でしょう。
若いうちに苦労をしておくことは大切でしょうが、
死ぬほどやれ、徹夜してまでやれという、頭でっかちで古臭い凝り固まった考え方には呆れます。
このAさんやBさんは、自分のプライベートを削ってまでも、その時間を仕事に費やしているのでしょうか?
若いうちに死ぬほどやったのでしょうか?
教員の奴隷化を求めるようなこの発言。
みんさんはどのように感じましたか?
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