働き方に対する考え方は、男女や年齢層によって大きく異なっています。
今回は、そんな働き方に対する考え方の違いをご紹介します。
働き方について感じること
読売新聞に、働き方に対する男女年代別の意見が掲載され、話題となっています。
これによると、働き方に対する考え方は、
年代と男女で大きな差があることが判明しました。
若年層 男性
■管理職の生産性が低く、若手が頑張っている(東京都、20歳代)
■終身雇用や年功序列が根付く企業では、働かない中堅社員のしわ寄せが若手に回り、
勤労意欲を著しく低下させている。(静岡県、20歳代)
■努力次第で正社員への登用の機会がもっと増えればいいと思う(大阪府、30歳代)
■企業の研究所で働いており、何とか良い成果を得たいが、残業規制が邪魔で仕方ない。
働き方の多様性があってもいいのでは(愛知県、40歳代)
高齢層 男性
■外国のような長期休暇が日本にも欲しい(愛知県、50歳代)
■能力のない人ほど権利を主張している。
こんなぬるま湯の日本では、将来どうなるのか不安(佐賀県、60歳代)
若年層 女性
■パワハラ、セクハラ、サービス残業がまかり通る職場。
表沙汰にしたくない体質があり、我慢を強いられる人の苦しみを分かってもらえない(新潟県、20歳代)
■やりがいを感じて長時間働いている人もいる。
どこまで国主導でやるのがいいのか。今の動きには少し疑問(大阪府、30歳代)
■人が足りない間の補充もない、給与も変わらないのに、
いない人の分まで仕事をしなければならない人への救済がない(宮城県、30歳代)
高齢層 女性
■小さい子は親や祖父母に育ててもらう方がよい。
お母さんが長い間働いて保育園に入れる必要はない(山口県、50歳代)
■若い方はお金にシビア。「サービス残業はやらない」なんてとても寂しい。思いやりに欠けている(埼玉県、60歳代)
■私たちの時代は、何かにつけて不自由な子育てをしてきた。
若い世代は、医療、学校など全般に優遇されている(京都府、70歳代)
これを見てもわかる通り、
高齢層と若年層では考え方に大きな差があります。
高齢層が、若い世代に対し、全体的に優遇されていると感じるのは、
自分たちの方が苦労しているというニュアンスなのでしょうか?
ネット上の反応
これに対し、ネット上では
●お前らが馬鹿にしている若い世代に
年金も社会保障もおんぶに抱っこして支えてもらっているのにこの言い方
●老害がタダ働きして手本見せろ、おまえらのその思いやりで
●昔と今の世界情勢が考慮できないくらい脳みそ衰えてるとかね。
老人が若者を食いつぶすご時世。
●「思いやり」というなら、お前ら老人どもがタダ働きして、その分の給料を若者に回せ。
そして蓄えてる貯金を全部若者に払え。
誰が老人どもの医療福祉を支えてると思ってるんだ。
●「若い方はお金にシビア」という60代女性など他の年寄りたちの世間知らずぶりが浮き彫りにされているわけだし。
それにしてもダメ年寄りども情けないねえ
など、サービス残業について言及している60歳代の女性に対し、
相当数の批判が寄せられました。
「サービス残業はやらない」なんて寂しい
この意見を述べている女性は、本当に世間知らずなのかもしれません。
サービス残業が”思いやり”によって成り立つのなら、もはや、労働者はただの奴隷となってしまいます。
自分が働いた分の給料をもらうというのは、どう考えても正当な権利であり、誰からも害されることのないものです。
この年代の方々は、サービス残業というものに従事したことはあるのでしょうか?
もしあったとしても、自分が苦労したのだから、若い世代も苦労しろという考え方は、時代錯誤であります。
自分が苦労したのだから、若い世代には苦労をかけたくないと思うのが、先輩であり、
そういう人が人として尊敬されるのではないでしょうか?
サービス残業に思いやりを持つ前に、自分たちを支えてくれている若い世代に思いやりを持つべきでしょう。
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