業界最大手のヤマト運輸が、この度、宅配サービスの見直しをはかり、
一部を縮小することとなりました。
しかしながら、ヤマト運輸は東日本大震災時に神対応を見せただけに、
ネット上では、ヤマト運輸が少しでも報われてほしいという意見が多数寄せられていますので、ご紹介します。
宅配サービスの一部縮小へ
ヤマト運輸は今年、春闘の労使交渉で、宅配サービスの一部見直しをすることを検討しました。
それによりますと、時間帯指定の配達サービスを見直し、
今年6月から、配達時間を正午~午後2時までに指定する配達をやめるほか、
申し込みが集中する午後8時から9時までの時間帯指定を、午後7時から9時までに広げて業務の分散化を図るとのことです。
さらに、現在、午後8時としている再配達受け付け終了時間を、
4月24日からは午後7時に早めるとしています。
また、ネット通販の拡大により需要が増す中で、
ヤマト運輸は、料金体系を見直し、27年ぶりに全面的に値上げをする方向で検討しているそうです。
東日本大震災の時の神対応
そんな話題のヤマト運輸ですが、東日本大震災の際も、素晴らしい神対応をしており、
ネット上では話題となっています。
その時の様子がこちらです。
救援物資等を被災者に届ける際の、最後の砦となるのが、宅配業者の方々です。
支援したい思いのある人と、物資を必要としている人。
その両者の架け橋となり、「手助けしたい」という切なる思いを確実に届けた、ヤマト運輸の従業員。
震災時の活躍は素晴らしいものがあり、
感謝の気持ちでいっぱいであると、被災した方は当時を振り返って語っています。
ネット上の反応
これに対し、ネット上では
●今回の時間帯指定縮小で従業員の皆さんの負担が少しでも軽減されれば良いですが…
●震災直後、茨城に住む親戚から「食べるものがなにもない」というSOSを受けて食料を届けたかったけど、
どの企業に問い合わせても「配達可能地域ではない」と断られた。
でも唯一ヤマトだけが「大丈夫です、配達できます!」と言ってくれた。
今でもあのときのオペレーターさんの明るい声が思い出せる。
● 値上げも時短も妥当だと思います。
ドライバーさん遅くまで走り回ってて大変だなーといつも思ってましたし。
便利な世の中を追求しすぎると、そのシワ寄せは末端の人に押し付けられるということを知るべき。
など、震災時の神対応が素晴らしいという意見と、
値上げやサービス縮小は妥当だとする声が多く寄せられました。
日本のサービズ業はどうなる?
日本のサービス業では、人手不足が深刻化する一方で、働きやすい環境作りが求められ、
これまでのような営業を続けることが難しくなってきています。
サービスを維持するために、生産性を上げるのか、それともサービスの縮小を選ぶのか。
日本のサービス業は、世界一とも言われる、消費者に対するきめ細かい心遣いや手厚さが特徴です。
そんなサービス業が今、大きな曲がり角に来ているのかもしれません。
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