名門、慶應義塾大学の男子学生が今年2月下旬、公認学生団体の合宿中の飲み会後に緊急搬送され、死亡するという事故が発生していたことが明らかになりました。
ここ5年で3度目の飲酒による死亡事故
慶應義塾大学が4月17日、ホームページ上で飲酒による死亡事故が発生したことを明らかにしました。
大学側は飲酒の強要や一気飲み等はなかったとしていますが、具体的な状況については「お答えできない」としています。
大学の広報担当によると、死亡事故はおよそ70人が参加する春合宿の飲み会で発生しました。
亡くなったのは成人の男子学生です。
ただし、大学側は最終的な死因を把握していないそうです。
大学側が学生団体側に行なった聞き取り調査によると、男子学生の容体が急変したため、応急措置を行った上で救急車を呼びましたが、搬送先の病院で息を引き取ったそうです。
また、この合宿の飲み会には未成年者も参加していましが、未成年による飲酒は確認されなかったとしています。
大学は、学生が死亡した事実を重く受け止め、4月14日付で、この公認学生団体を無期限の活動停止処分としました。
大学広報の発表では、飲み会での死亡事故は、過去に2012年6月と2013年2月の2件も発生しており、今回で3件目となります。
いずれも公認学生団体の飲み会で起きており、2012年は解散命令、2013年は無期限活動停止(のちに活動再開)となっています。
大学では、2013年から新入生全員にアルコールパッチテストのキットを渡したり、
学生団体の代表に、未成年には飲酒させないといった飲酒事故対策の書類を提出させるなど、事故防止の啓発などを行なっていたといいます。
大学側は、今回の事故を受けて、「事故防止にこれまで以上に取り組む」としています。
慶應義塾大学による、告示文の全文はこちらからご覧になられます。
ネット上の反応
これに対し、ネット上では
●自慢の子供の最後がこれな。大学選択間違えると生死に関わるって事だ
●慶應も地に落ちたもんだ。福沢諭吉先生が泣いてるよ
●高い金出して慶応行かせて息子死なれたらたまらんわな。両親は慶応を追い込んでいいだろ
●飲酒禁止にしろ。学生生活に酒なんぞ必要ないわ
など、大学生による飲酒の事故が絶えないだけに、禁止にした方がいいのではという厳しい意見も寄せられました。
お酒と上手に付き合う
お酒は飲んでも、飲まれるな
世の中には、このような教訓や格言が存在しますが、これは、先輩たちが学生の頃や若いうちに経験した、苦い経験が元となっていることでしょう。
もちろん、20歳になったばかりの頃は、初めてのお酒にテンションも上がり、自分の許容範囲というものがわからずに、酔い潰れてしまうこともあるかもしれません。
嘔吐したり、二日酔いになるレベルなら可愛いものですが、今回のように、死亡してしまうケースは決してあってはいけません。
大学側は、そういった事実はないと述べていますが、おそらく一気飲み等の強要があったことでしょう。
ひとりの尊い命が失われています。お酒と上手に向き合わなければ、非常に危険な凶器となることを忘れてはいけません。
お酒は、適度に、上手に付き合ってこそ、楽しくなるのです。
あなたにおすすめの記事
全国からお酒が消える!?政府がタバコに次いで、「アルコール」にも規制をかける可能性が・・・
コメント