車のステッカーには、免許取得から1年間の間つけなければならない初心者(わかば)マークや、70歳以上の高齢者の方が、つける高齢者(シルバー・もみじ)マークなどがあります。
では、「BABY IN CAR」や「赤ちゃんが車に乗っています」などのステッカーをご存知でしょうか?
今回は、そのステッカーの知られざる意味についてご紹介します。
ステッカーの本当の意味
あなたはこのステッカーの本当の意味をご存知でしょうか?
おそらく、「赤ちゃんが生まれた人が貼ってる」「赤ちゃんが乗ってるだけで、大した意味はない」などと思ってる方も多いでしょう。
しかし、これにはちゃんとした意味があったのです。それは「赤ちゃんが乗っているので、無理に煽ったりしないでください」という意味なのです。
これは、初心者や高齢者マークと同等の意味合いです。
ご存知の方からすれば一般常識なのかもしれませんが、実はこのような意味があったのです。
では、なぜこのようなステッカーを貼る必要性があるのでしょうか?
このステッカーを貼る意味
このステッカーの開発者は次のように話しています。
「赤ちゃん(小さな子ども)を乗せた車には、いつも以上に安全運転を気遣ってほしいという注意や理解を求める意味がある」
つまり、赤ちゃんが乗っていると周りに注意喚起をすることで、その車の周りはおのずと安全運転につながるというものです。
もっとも、このステッカーの意味を全ドライバーが認知していればの話ですが…
さらに、もしもこのステッカーを貼っている車が事故にあった場合、優先的に赤ちゃんや小さい子供の人命救助が行われるでしょう。
「事故車両の中に赤ちゃんがいます。一番に助けてください」といった意味合いもあるのかもしれません。
一般道で、速度を出さずに走行している場合でも、このステッカーを貼っていれば、「私は、赤ちゃんを乗せているのでこのスピードで走っているんですよ」と、周りに理解を求めることも可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外と、知ってるようで知らない情報が多かった人もいると思います。
ちなみに、よく目にする「BABY IN CAR」という英語は本来は存在せず、日本人が理解しやすいように作られた和製英語です。
本来英語圏では、「BABY ON BOARD」という風に表記するのが一般的です。
しかしながら『赤ちゃんが車に乗っています』ステッカーは、使用を義務付けられたものではありません。
これを貼っているのは、初めての赤ちゃんを大切に運んでいる新米ママさんや、眠った子どもが起きないように速度を抑えて運転するパパさんなど…。
赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭への風当たりの強さは車に限らず、電車でのベビーカー乗車問題や、保育園問題など様々なものが挙げられます。
しかしながら、いずれにしても、お互いに思いやりの心を持つということ以外に解決策はなく、それを実現させるためには、自ら行動していくしかありません。
ぜひこのステッカーを見た際には、速度を落とすなり、安全運転を心がけてみてはいかがでしょうか?
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