救急車や、緊急車両がサイレンを鳴らして走行する際には、どんな状況であれ、原則道を譲るのが常識です。
今回は、そんな常識さえも通用しないとんでもない動画が公開されたので、ご紹介します。
救急車の走行を妨害する車
ツイッター上に投稿されたツイートに注目が集まっています。
投稿したのは、@yuichi306jpさん。
投稿中の動画では、ドライブレコーダーにはっきりと救急車の走行を妨害する様子が映し出されているのです。
爺さん勘弁してくれ!
あんたに道を譲ったんじゃ無い! pic.twitter.com/yAL1SGL2l3— ゆう@321M (@yuichi306jp) 2017年1月10日
@yuichi306jpさん含め、後ろの白い乗用車もしっかりと脇に車を寄せ、救急車の進行の邪魔にならないようにしています。
しかし、この黒色の車は、サイレンが聞こえていないのか、後ろを確認していないのか、@yuichi306jpさんが道を譲ってくれたものと勘違いし、そのまま前進してしまうのです。
ネット上の反応
これに対し、ネット上では以下のような声が上がっています。
●年寄りが運転する車が増えてきて、ガチで意味不明な運転する車が多くなってきたと実感している今日このごろ。
年寄り質悪い。
●こういうのあるあるだよね。去年だけど横断歩道で子供が待ってたから止まってあげたら後ろから鳴らされて、あげくに横から抜かして行こうという荒業。歩行者渡ってるのにクラクションで歩き止めさせて抜いていきましたとさ(その時対向車も停止線で止まってました)
●こういう動画はこういう爺さんにこそ見ていただきたいのだが、見ないんだよなぁ。見る環境も無いのだろうし。
など、危険な運転をしている年配の方を危惧する意見が多く寄せられました。
増える高齢者による交通事故
近年、高齢者による危険運転が原因で、交通事故は増加傾向にあります。
一体何故なのでしょうか?
NHKの調査によると、年齢を重ねるにつれて、事故を回避する自信があると答えた人の割合が圧倒的に多いそうなのです。
出典:クロ現+
この慢心こそが、事故につながっているのでしょう。
さらには視力や筋力の低下、反応・反射の速度の低下など、体力的な衰えも関係していると言えます。
高齢者の危険運転を法的に制限できないのか?
一度取得した免許は、高齢によって失効することはありません。
本人に免許を手放す気がなければ、基本的には死ぬまで有効なのです(違反などで強制的に免許取消になった場合を除く)。
このため、地方など車が移動手段として欠かせない地域などは特に、高齢の方であっても運転をしています。
70歳以上の方には高齢者向けの講習を義務付けていますが、それでいても上記の動画のような危険運転は後を絶ちません。
法的に制限はできませんが、命に関わる問題であるだけに、何かしらの解決策を考える必要があります。