中1生徒「バイ菌扱いされた」原発避難いじめの胸中を語る

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東京電力福島第一原子力発電所の事故で、横浜市に避難していた当時中学1年の男子生徒が転校先でいじめを受けていた問題で、

その生徒の手記が公表され、話題となっています。


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いじめの経緯

いじめを受けていた生徒は、6年前の平成23年に原発事故の影響で、福島県から家族と共に自主避難してきました。

当時小学校2年生だったそうです。

転校してきた当初から、同じクラスの生徒に「ばい菌」とあだ名をつけられいじめられたそうです。

歳を重ねるごとにいじめはエスカレートし、

小学校高学年の頃には、「賠償金もらってるんだろ?お金払えよ!」と食事代や交際費を全額負担させられ、

一度に5〜10万円ほどの大金を払わせられていたそうです。

もちろん小学生の生徒には払うことができず、自宅にあった親の金を渡していました。

後にこの生徒は、「お金を渡せばいじめはなくなると思った」と語っています。

いじめがエスカレートするにつれて、生徒は不登校になり、

両親はいじめられていることを訴え出ますが、学校側も市の教育委員会も重要なことと捉えず、

然るべき対応をしてもらえませんでした。

生徒は、とても中学校に通い続ける状態ではなく、現在はフリースクールに通っているそうです。

 

震災でいっぱい死んだから、辛いけど僕は生きると決めた

そんないじめられている生徒が自らの体験を手記に表しました。

非常に辛いであろう心境が赤裸々に告白されています。

※読みにくいため原文を多少変更しています。

 

3人から・・・お金を持って来いと言われた。

○○○からはメールでも言われた。

人目が気にならないとこで、持って来いと言われた。

お金を持って来いと言われたとき、

すごいイライラと悔しさがあったけど、

抵抗するととまたいじめが始まると思って、

 

何もできずに、ただ怖くてしょうがなかった。

 

賠償金あるだろと言われむかつくし、抵抗できなかったのも悔しい。

○○○、○○にはいつも蹴られたり、殴られたり、ランドセル振り回される。

階段では、押されたりしていつもどこで終わるか分からなかったので怖かった。

ばいきん扱いされて、放射能だと思っていつも辛かった。

福島の人はいじめられると思った。何も抵抗できなかった。

 

いままでいろんな話をしてきたけど(学校は)信用してくれなかった。

何回も先生に言おうとすると、無視されてた。

いままで何回も死のうと思った。でも、

 

震災でいっぱい死んだから、辛いけど僕は生きると決めた。

 

出典:NHK online

原発いじめを根絶やしに

福島から避難してきたというだけで、いじめられる現状。

いじめられている状況を把握しているはずなのに、何も助けようとしない教師。

放射能の意味もわからず、ただただ福島から来たという理由で、

いじめ続ける生徒、そしてそれを容認する親。

全てが差別であり、人権侵害であります。

賠償金があると言われても何も抵抗できない、悲しさや辛さ、そして悔しさ。

想像を絶する苦労があったことでしょう。

生々しくも、ものすごくリアルでストレートな表現に、胸を打たれます。

子どもがこのような差別発言をするのは、少なからず周囲の大人や、親の影響です。

自分が同じ状況に立たされ、同じことを言われたらどのように感じますか?

他者の気持ちに立つことは難しいのかもしれません。

しかし、

災害に遭わない私は、災害に遭う人たちよりも、日頃の行いがよく、信心深く、善人だ

と考えるのは、あまりにも浅はかで愚かです。

原発関連に限らず、いじめや差別発言は根絶やしにしなければなりません。

今一度、自らの行動を省みる必要があります。


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