年配の方は敬うべきですし、尊重しなければなりません。
しかし、それが当たり前であると誤解し、その好意につけあがる居丈高なシニア世代が増えてきているのも現状です。
電車の席を奪い取ろうとしたシニア世代
ネット上に投稿された、とあるエピソードに注目が集まっているのでご紹介します。
投稿した方によると、席がほぼ埋まっている電車の車内で起きた出来事のようです。
電車の座席はほぼ埋まり、車内には立っている人がちらほらいる程度。
私の向かい側座席の前には男性1人、女性2人のハイキング帰りらしい高齢者が立っていた。
彼らの目の前の座席には若者2人と50代ぐらいの女性1人が座っている。
若者は2人とも茶髪、1人はサングラスをしていた。
この人たちに気づいたのは、この高齢者組の男性が
「最近の若い者は年寄りを立たせても平気なんだから」
「ちょっと前は罪悪感からか寝たふりをしたもんだが、最近じゃ寝たフリもしないからふてぶてしい」
などと、かなり大きな声で話しているのが耳に入ってきたからだ。
どうも自分の前にいる若者に席を譲らせて女性2人を座らせたかったらしい。
ここまで嫌味っぽく言われると、まったく関係ない第三者の私だってちょっと気分が悪い。
すっかり眠気が覚めてしまった。
反対側にいる私が席を譲れば、もう1人ぐらい誰か立ってくれるだろうと思って腰を浮かせかかった瞬間、
サングラスの若者が口を開いた。
「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの?
それっておかしくない?
遊んできたんだろ?
こっちはこれから仕事に行くところなんだよ。
だいたいさぁ、俺みたいなヤツが土曜日も働いてあんたたちの年金を作ってやってるんだって分かってる?
俺があんたみたいなジジイになったら年金なんてもらえなくて、優雅に山登りなんてやっていられないんだよ。
とにかく座りたかったらシルバーシートに行けよ」
細部の表現は覚えていないながら、こんな感じ。
チャラチャラしているように見える若者の意外な発言に正直言ってビックリ仰天した。
「お年寄りに席を譲りましょう」とか「お年寄りを大切にしましょう」などというキレイごとを聞いて育ってきた世代の私にしても、
彼の言っていることは正論に聞こえた。
あたしって壊れてきているのかな?
浮かせかかった腰を再び降ろしちゃったよ。
3人の高齢者は凍りついたように黙りこくり、次の駅で降りていった。
ほかの車両に乗り換えたのかもしれない…
出典:ailovei
高齢者なら席を譲ってもらって当たり前と考えているのは、明らかに傲慢すぎますし、おかしな行為です。
何も反論せずに、黙ってしまうということは、
何かしら後ろめたさなどの心当たりがあったのでしょう。
お互いが気持ちよくなるために
自分のことしか考えられなくなっている人が多いのではないでしょうか?
例えばここに座っていた若者が、自分の息子さんや、お孫さんだった場合、同じような口調で注意できるでしょうか?
他人に対して、ダメだと思って注意したのなら、いくら身内とはいえできるはずです。
ダメなものはダメなのですから。
しかし、このような”傲慢”なシニア世代に限って、自分や自分の身内には優しかったりします。
直接注意するならともかく、嫌味ったらしく聞こえるような声で言うというのは、非常に腹立たしいものです。
我々はどこか「お年寄りには優しくしましょう」という道徳的なキレイごとを漠然と信じてしまっているように感じます。
しかし、このような考え方は、お互いが思いやりを持って接した時に初めて成立するものです。
一方がこれ見よがしに”恩”のようなものを押し付けてきてしまっては、どちらも気分は優れないでしょう。
お年寄りだから席を譲ってもらって当たり前
と考えている方がいらっしゃいましたら、直ちに考え方を改めるべきです。
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