どの行為からが不倫になるのか?
このような疑問を持ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、どこから不倫になるのかを法律の専門家の意見を元に徹底解剖したいと思います。
どのような行為が不倫の行為とみなされるのか?
不倫はいつの世になっても、なくなることのない男女の永遠のテーマです。
昨年も芸能界を中心に方々で不倫の話題が数多くとりだたされました。
では、法律的にみると、どこからが不倫行為とみなされるのでしょうか?
1.ホテルにおいて裸で抱き合うこと
このような行為はもちろん不倫行為に該当します。
これに対し専門家は
このような行為は当然、夫婦の婚姻共同生活の平和維持という権利又は法的保護に値する利益を侵害するものです。
とのことです。
さすがにこのような行為は不倫とみなされて当然でしょう。
2.手を繋いで歩くこと
この行為は賛否両論たくさんの意見があると思います。
これで問われているのは、肉体関係の有無です。
これに対し専門家は
結局は肉体関係(後者は「不貞関係」としていますが、これは肉体関係を指しています)の有無を問題としており、それがあったかどうかの推認の要素として「手を繋ぐ」という要素を考慮しているに過ぎないのです。
自分の夫や妻が他の異性と外で手をつないでデートをしていたら、かなりショックでしょうし、婚姻共同生活の維持を妨げるような行為、といっても良いと思われますが、
裁判例上は、その手を繋ぐ行為やその他の事情から肉体関係があると推認できないと「侵害」とは認められないのです。
つまり、単に手をつないでいるだけでは、肉体関係(やそれに類するもの)があるとまでは認められないため、その他の事情を組み合わせて肉体関係がある、と推認できるかがポイントになります
との見解を示しています。
3.内緒で密会する行為
それではこの行為はどうなのでしょう。
これこそまさに不倫かどうか、個人の判断では一番判断しづらいところだと思います。
これに対し専門家は
配偶者に内緒でご飯に行ったり、デートしたりする行為については、不法行為を構成しないとされています(東京地判平成21年7月16日)。
上記のように、手を繋いで歩くことが侵害行為といえない以上、これが該当しないのは当然でしょう。
との見解を示しています。
なんと、密会をするのは不倫行為には該当しないそうなのです。
4.「あいしてる」「大好きだよ」などの愛情表現を含むメールの送信
これに関しても人それぞれ、かなり曖昧な回答が返ってきそうなトピックスです。
これに対し、専門家は
実際、メールの内容から肉体行為があったことが推認されたケースとして、
「あの旅は本当に素敵なものでした」とのメール(東京地判平成22年1月28日)等があります。
一般的には、宿泊を伴う旅行や性的交渉の存在を前提とした内容のものが記載されていれば肉体関係の存在が推認されるといえるでしょう
と、メールの内容から肉愛関係を示唆するようなものが見つかれば、不倫行為に該当するそうです。
ネット上の反応
・この線引きは法律的にも曖昧だろ
・結局肉体関係なの?んじゃ女他のの子とサシで飯食うのとかって単なる彼女の嫉妬なの?
・難しいけど、なんとなく勉強になった
・男の人の方がこういう話題に敏感だよね。
私は何をしてもいいけど、バレたら不倫だと思ってる
など、みなさん不倫というものに関して様々な考え方をお持ちなのがわかりました。
法律上は肉体関係の有無で問われるようですが、だからといって他の行為が許されるわけではありません。
既婚の皆さんはもちろん、未婚の方もこの記事を参考にして過ちを犯さないようにしましょう。
監修:離婚・男女問題をはじめ、労働トラブルや交通事故問題など幅広く取り扱う弁護士の伊倉吉宣さん。
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