『なぜ沖縄に寄り添わないのか』この投書から紐解く、沖縄基地問題の全て

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先日、今村復興大臣が「震災が東北でよかった」と、不適切な発言をし、辞任するという騒動が起こりました。

この騒動で争点となっているのが、「東北でよかった」という文言で、

大臣の解釈は、「震災が東京などの首都圏にきていたら壊滅的だったため、被害が少なくて済んだ」というものです。

しかし、今回ご紹介するのは福島や被災地への支援は積極的なのに、なぜ沖縄には積極的ではないのかというお話です。

 

 


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なぜ沖縄には寄り添わないのか

 

とある新聞の投書欄に寄せられた投稿に、注目が集まっています。

投稿は、なぜ東北の被災に深く思いを寄せる人が、沖縄の基地問題には敏感ではないのかといった内容です。

画像で読みづらい方は、こちらをご覧ください↓

 

 

なぜ沖縄に寄り添わないのか

 

(震災が)東北でよかった」。多くの人は復興相によるこの発言を、東北を傷つける暴言と受け止めた。

安倍晋三首相も「深くおわび」し、更迭した。

一方、米軍普天間飛行場の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立てが強行された。

その沖縄に対し、政府や私たち国民はどう向き合っているのか。

 

原発の立地や再稼働については地元の意見が尊重されるのに、なぜ米軍基地について沖縄の意思は無視されるのか。

沖縄をバカにするような閣僚発言が厳しく問われないのはなぜなのか。

東北の被災に深く思いを寄せる人が、沖縄の理不尽な扱いに敏感でないのはなぜなのか。

 

米軍基地が沖縄でよかった。米軍ヘリの墜落が沖縄でよかった。

本土だったら……。これが政府の、また我々本土に住む者の底にある考えではないか。

 

米軍基地や原発は、それでも必要だと考える人に尋ねたい。

 

なぜ東京に、首都圏にそれらを置かないのか。

 

その理由をどう説明するのか。

沖縄に寄り添う」との言葉はまるで免罪符のように使われる。

なんとうさん臭い言葉か。私は地元に米軍基地が新たに置かれるようなら、断固反対する。

全く同じ理由から、沖縄の米軍基地の建設にも断固反対する。

 

出典:朝日新聞

 

確かに世間では、福島や震災への被災者に関してより手厚くフォローする傾向がみられますが、

沖縄基地問題に関しては、無関心なところがあるのかもしれません。

では、そもそも沖縄基地問題とはどのようなものなのでしょうか?

 

今さら聞けない沖縄基地問題の7つのポイント

 

ニュースや新聞等で常に耳にするのがこの『沖縄基地問題』です。

しかし、基地についての議論は毎回平行線をたどっていますし、

今さら関心を持てないため、どのような問題点があるのか、しっかりと内容を把握してるいるという方は少ないのではないでしょうか?

そこで、ここでは7つの項目に分けて、詳しく解説していきたいと思います。

 

1.敗戦後の事情が関連している

 

 

そもそもなぜ、日本に米軍基地が存在しているのでしょうか?

それは日本が敗戦国だからです。

1945年、第二次世界大戦で日本は敗戦国となり、戦争をすることを放棄しました。

そして、武器を持たない代わりに、アメリカに守ってもらうという条約を結んだのです。(日米安全保障条約)

その際、日本全国33都道府県に米軍基地が設置され、沖縄は1972年までの27年間、米軍の統治下に置かれる事となります。

 

2.米軍基地が沖縄に集中した

 

 

敗戦後、日本は高度経済成長期に突入し、めまぐるしい発展を遂げました。

そこで、日本全国で米軍基地はいらないという、反対運動が起きますが、

日本政府は、アメリカとの条約のこともありますので、米軍を日本から撤退させるわけにもいかず、何もアクションを起こしませんでした。

その結果として、本土の米軍基地のほとんどを沖縄に移動させたのです。

そのため、日本の国土面積に対する割合が0.6%である沖縄に、米軍基地のおよそ74%が集中するという事態が発生しました。

沖縄は、日本の本土に復帰した現在でも、面積のおよそ20%が米軍基地として使用されています。

 

3.米軍基地って何をしているの?

 

 

では、アメリカの軍隊は米軍基地で何をしているのでしょうか。

アジア太平洋地域では、およそ10万人もの軍人が米軍として、展開されています。

そのうち、およそ5万人が日本に駐留しており、沖縄にはその中の約半分である2万5000人が集中しています。

主に軍を構成するのは、陸・海・空、海兵隊ですが、沖縄に駐留する米軍のほとんどが海兵隊になります。

しかし、海兵隊は、1年間のほとんどの期間を色々な国の軍隊と共に訓練するため、常に沖縄にいるとは限りません。

これは、長崎県佐世保市にある船で、アジア太平洋地域を中心にローテーションで移動しているからです。

このような広いエリアで活動していますので、沖縄に基地を置くという理由には全く当てはまりません。

 

4.米軍基地による弊害

 

 

米軍基地が存在することによる弊害は、何が挙げられるのでしょうか?

主なものとして、飛行機による騒音や、実弾演習による山林火災、戦闘機などによる墜落事故、米兵による事件、住民間でのトラブルなどがあります。

日本に復帰後、43年間で米兵が犯罪で検挙された総数は5896件、年平均で見ると137件、月平均では11件にものぼります。

また、日本では米兵を特別扱いするルールがあり、犯罪を犯した米兵を正当にさばく事が出来ません

しかも、その事実を米兵たちは知っており、米兵による繰り返される性犯罪など、大変深刻な問題が浮上してくるのです。

 

5.オスプレイ問題

 

 

このオスプレイですが、空飛ぶ棺桶という異名をもつのをご存知でしょうか。

この空飛ぶ棺桶が、沖縄の『普天間基地』に、24機も配備されています。

開発時からの事故が絶えないこの米軍機は、アメリカ本土においては、住民に十分配慮されていて、人口密集地での低空飛行は禁止されています。

ですが、沖縄では日中・深夜を問わず、住民を叩き起ほどの騒音をたてながら日々離着陸を繰り返しているのです。

 

6.普天間基地問題

 

 

ニュース等で話題の沖縄の代表的な基地の一つである『普天間基地』は、近隣に学校や民家のある人口密集地の中心にあり、世界で最も危険な基地と言われています。

戦後、米軍の統治下によりこの地域にすんでいた住民は、基地建設に伴い、囚われの身となって家を失いました

しばらくして住民たちは解放され、元居た場所に戻ってきましたが、以前住んでいた家のある場所は基地の中となり、住民はその周辺に住むことを余儀なくされたのです。

そして1996年、危険すぎる普天間基地を完全返還すると、日米間で合意しましたが、日本政府は迷走を続け、すでに20年以上が経過しているのです。

 

7.辺野古新基地の移設問題

 

 

沖縄本島北部の名護市辺野古は自然が非常に美しい地域です。貴重な生物が暮らし、たくさんのサンゴも存在します。

新しい基地では、その沖縄の貴重なサンゴ礁の宝の海を埋め立てる計画なのです。

 

 

この埋め立てが合意されますと、甲子園球場のおよそ158倍の広さの海や自然が破壊される事となります。

そして、その埋め立て工事費だけで2311億円もかかり、建設費の総額はおよそ3500億円と言われています。

そこまでして移転させようとしているのに、現在の普天間基地から36kmしか離れていないのです。

あまり移転する意味も感じられません。

しかしながら、先日、ついに埋め立て工事の着工が強行され、着々と移転へと動いているのです。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

長々と説明してきましたが、以上が、沖縄基地問題を考える上での重要なポイントとなります。

沖縄の人たちは戦後より、生活に密着する問題として基地と向き合ってきましたが、沖縄住民の声は無視されています。

新聞記事にもあるように、『沖縄県に寄り添う』という文言は、ただの免罪符に過ぎません。

これは沖縄だけの問題ではなく、日本人全体に問われている問題でもあります。

みなさんも、今一度、この問題と向き合ってみてはいかがでしょうか?

 


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