あなたは”命”に感謝していますか?今考えたい『命をいただく』ということ

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現代は、飽食の時代と呼ばれています。

”食”に困ることはなく、安定して美味しいものが食べられるとても幸せな時代です。

そんな中で、みなさんは「いのちをいただく」ということを真剣に考えたことはありますか?

今回ご紹介するのは、そんな命と食に関する話題です。

 

 


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『いのちをいただく』ということ

 

西日本新聞社の電子版で、以下の書籍が紹介されていました。

タイトルは『いのちをいただく』というもので、

内田美智子・諸江和美さんによって書かれました。

内容は「命と食」をテーマに講演を行う熊本県の食肉加工センターに勤務する、

坂本義喜さんの体験談を基にしたものです。

愛情込めて育て上げてきた牛の「みいちゃん」を殺すという具体例をあげ、

動物の命をいただき、我々人間は生かされている」ということ述べています。

以下、抜粋です。

 

 

牛を殺すとき、牛と目が合う

そのたびに坂本さんは、

いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。

ある日の夕方、

牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。

 

 

明日の牛か…」と坂本さんは思った。

しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。

不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、

牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている

その声が聞こえてきた。

 

みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ……

 

坂本さんは思った、

(見なきゃよかった)

女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。

 

みいちゃんはこの子と一緒に育てました。
だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。

ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。
明日はよろしくお願いします…

 

(もうできん。もうこの仕事はやめよう

と思った坂本さん、

明日の仕事を休むことにした。

 

家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。

しのぶ君はじっと聞いていた。

一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。

 

「やっぱりお父さんがしてやってよ。

心の無か人がしたら牛が苦しむけん」

 

しかし、坂本さんは休むと決めていた。

翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。

 

「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」

 

坂本さんの心が揺れた。

そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。

 

 

 

牛舎に入った。

坂本さんを見ると、

他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。

 

「みいちゃん、ごめんよう。

みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。ごめんよう」

 

と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。

殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ

坂本さんが、

じっとしとけよ、じっとしとけよ

と言うと、みいちゃんは動かなくなった。

次の瞬間、

 

 

 

 

みいちゃんの目から大きながこぼれ落ちた。

 

牛の涙を坂本さんは初めて見た。

 

出典:西日本新聞社

 

涙が溢れてきます。

命をいただくという現場では、

こんなにも切なく、悲しい物語が繰り広げられているのです。

 

 

今一度考える

 

 

 

みなさんは奪われた命の意味を考えずに、毎日のようにお肉を食べていないでしょうか?

自分の手を直接汚さずに、坂本さんのような方々の苦しみも知らずにお肉を食べていないでしょうか?

いただきます」や「ごちそうさま」といった基本的なことを言わずにご飯を食べるということは、

我々には許されません。

感謝せずに食べる、もしくは、食べ残すなんてことはあってはいけません。

今一度、『いのちをいただく』ということを考える必要があります。

 

 


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