最初で最後の贈り物・・・。震災で亡くなった娘のために制服をプレゼント

この記事は3分で読めます

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter

 

東日本大震災からもうすぐで6年の月日が経過しようとしています。

6年の月日は長いようで短く、被災者の方含め、我々の生活に様々な変化をもたらしました。

今回ご紹介するのは、そんな震災6年という月日を感じさせる心温まるお話です。

 

 


スポンサーリンク



 

 

亡き娘へ制服を送る

 

河北新報さんにこのような記事が掲載されていましたので、ご紹介します。

記事によると、東日本大震災の際、当時6歳であった愛娘を亡くされた宮城県の女性が、

6年経った現在、娘さんの中学校入学のタイミングで、制服をプレゼントしたそうなのです。

 

<震災6年>亡き娘へ 中学の制服贈る

 

東日本大震災で6歳だった長女愛梨(あいり)ちゃんを亡くした宮城県石巻市の佐藤美香さん(42)が、中学校の制服を作った。

この春、小学校を卒業して同市蛇田中に進むはずだった。

 

愛梨の制服姿が見たい。せめての中でもいい

出来上がった制服に、成長した娘の姿を重ねる。

 

仏壇の前で愛梨ちゃんの制服を見詰める佐藤さん

 

制服は2月28日、同市の制服専門店「富久屋(ふくや)」で手渡された。

紺色で、左胸の裏地辺りにピンク色の糸で「愛梨」と刺しゅうされている。

自宅1階の仏壇の前に制服を広げた佐藤さんは、「袖を通してね」と優しくなでた。

 

2011年3月11日。愛梨ちゃんは通っていた同市の私立日和幼稚園(休園中)にいた。

激しい揺れの後、園のバスで自宅に送られる途中、津波と火災に巻き込まれた

小学校入学を目前にした幼い命が絶たれた。

 

04年5月31日に産声を上げた愛梨ちゃんは、体重3702グラム。

大きな赤ちゃんだった。園の年長組の女児では2番目の長身。

母親思いで、当時の短冊には「ままみたいになりたいです」とつづった。

 

あの子の制服を作ってあげたい」。佐藤さんはそう願っていたが、葛藤もあった。

 

亡くなった子の採寸はどうするの」「嫌がられるのでは

 

背中を押してくれたのは、園の同級生の母親だった。

 

富久屋に確認して「大丈夫、制服を作れるよ」と教えてくれた。

 

佐藤さんは1月下旬、次女で小学3年の珠莉(じゅり)さん(9)と共に富久屋を訪れた。

快く注文に応じた店長の鈴木儀子(のりこ)さん(63)は、

愛梨ちゃんと珠莉さんの体格などを考慮して制服を大きめのサイズに仕上げた。

 

11日であの日から6年

 

自宅2階の愛梨ちゃんの部屋にある学習机には、今も水色のランドセルが掛けられている。

珠莉さんは表紙に「卒業おめでとう!」と記したノートを姉の遺影に手向けた。

佐藤さんは蛇田中の入学式までに、制服を愛梨ちゃんの部屋のクローゼットへ移すという。

 

共に生きているつもり。もう年頃の女の子だから、自分の部屋で着替えるはず」

 

中学卒業後、娘がどこの高校へ進学するかはもう分からない。

制服を作ってあげられるのは、これが最初で最後

七回忌の贈り物でもある。

 

 

出典:河北新報

 

制服をプレゼントする粋な計らい

 

娘さんに最初で最後の制服をプレゼントした佐藤さんと、

それを快く受け入れた富久屋の店長さん。

心温まる素晴らしいお話です。

 

母親である佐藤さんの気持ちを察すると、涙がこぼれてきます。

娘さんの制服姿をどれほど見たかったことでしょうか。

制服をプレゼントするという粋な計らいは、なかなかできるようなことではありません。

3・11は、被災者・当事者の方にとっては忘れられない日となります。

制服をプレゼントされた娘さんもきっと、天国で喜んでいることでしょう。

 


スポンサーリンク



 

 

関連記事

 

【※必読】大震災や災害を絶対に風化させないために。今、我々に求められている考え方「2.5人称の視点」とは?

 

 


Share on Facebook0Tweet about this on Twitter